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1996年8月~
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1996年12月~
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1998年5月~
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1998年10月~
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1999年6月~
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2000年8月~10月
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日本導入はBMWジャパンの創立15周年を記念した「ロードスターアニバーサリー」が最初だった。900台限定の特別仕様車であり、12月に控えたスタンダードグレードに先行して発売された。エンジンは1.9L直4DOHCを搭載。ミッションは5MT、左ハンドルのみという硬派な設定だ。内装は本革シートを採用。外装では16インチアルミホイールを標準装備するなど、豪華な仕様になっている。
↑16インチのアルミホイールを採用。同時にスポーツサスペンションを標準装備して走行安定性を高めた
↑アニバーサリーモデルには専用のボディカラーを用意。本革シートの配色はボディカラーごとに異なる
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特別仕様車に続いて、Z3のスタンダードグレードが発売された。まだグレードのバリエーションはなく、1.9L直4エンジン搭載車のみだったが、5MTの左ハンドル仕様に加え、電子制御式4ATの右ハンドル仕様を選ぶこともできた。内装は耐候性の高い合成レザーシートを採用している。また、アルミホイールを標準装備としたほか、サスペンションはMスポーツ仕様を採用していた。
↑先行販売された記念モデルの16インチに対してスタンダードモデルは15インチのアルミホイールを採用
↑オープンカーゆえに、シートの生地は耐候性の高いレザレットと呼ばれる合成皮革が採用されている
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Z3に初となる直6の2.8Lエンジンを搭載した「ロードスター2.8」が発売された。最高出力は1.9L直4の140psに対して193psと力強いものになっている。このパワーに対応できるようサスペンションを強化したため、リアのトレッドが65mm拡大。ボディの全幅が1.9Lに比べて50mmも広くなっている。
またソフトトップを電動化したほか、本革シートを採用。サイドエアバッグも装備して安全性を向上させている。
↑サイドサポートを強めた本革製スポーツシートを採用。またシートヒーターも標準で装備としている
↑2.8L直6DOHC24バルブエンジンは、エンジンブロックのアルミ化によって大幅な軽量化を実現している
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Z3にも3シリーズでいうところのM3のようなハイパフォーマンス仕様が設定された。それがMロードスターとMクーペと呼ばれるモデルだ。細部までリファインされたエンジンは、当時のM3(旧型3シリーズベース)と同じ3.2L直6DOHC。高回転までシャンシャン回るエンジンに合わせて、2.8ベースの幅広ボディを大幅に強化しており、Mシリーズの名に恥じない走行安定性が与えられている。また同時にクーペ2.8もラインナップに加わった。これは2.8L直6エンジンを搭載しており、Mクーペと同様のクローズドボディをもつ。Mシリーズほどではないにしても、十分にパワフルなモデルだ。
↑Mクーペは2.8ベースの幅広ボディを採用。フロントスポイラーにはブレーキ冷却用ダクトを備えている
↑Mクーペ専用の3.2Lの直6エンジンは最高出力321psを発生。発進からわずか5.4秒で100km/hに到達する
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ボディが全車とも幅広タイプに統一された。ウエストラインが下げられ、リアフェンダーが盛り上がったことで、よりグラマラスなスタイルになった。エンジンは従来の1.9L直4が2L直6へとバトンタッチ。これには左ハンドルの5MTと右ハンドルの4ATがある。2.8L直6は右ハンドルの4ATだけだ。Mシリーズについてはヘッドライト回りにクロームメッキリングが取り付けられた。
↑フェンダーの形状を変更リアビューの印象も変わった。またリアコンビネーションランプはL字形に
↑センターコンソールのデザインを変更。従来よりスタイリッシュに。また内装各部の素材も変更している
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2.8L直6エンジンに代えて、3L直6エンジンを搭載したロードスターとクーペが8月から設定された。またATはステップトロニック付きの5速へと進化している。さらに10月には、従来の2Lモデルを廃止して、新たに2.2Lエンジン搭載車を設定。3Lモデルと同様に、ステップトロニック付きの5ATが採用されるなど、パワートレインが洗練されている。2.2Lモデルは右ハンドルも選べた。
↑オートマチックは電子制御の5ATに進化。マニュアル感覚でシフトできるステップトロニックも採用する
↑エントリーグレードに新しく搭載された2.2L直6エンジンは、最高出力180psを発生。加速が滑らかだ
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