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↑各部に冷却性能を向上させるエアスクープを増設し、ブリスターフェンダーを装着したインテグラーレ |
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↑HF4WDでは小物入れだったスペースに、警告灯やドアの開閉状態を示すインジケーターが追加された |
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↑アルカンタラとファブリックの組み合わせのセミバケットシートは、HF
4WDから踏襲されたものだった |
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1987年シーズンのグループAで見事優勝を果たしたHF4WDだったが、実戦からいくつかの改良すべき点が浮上した。それは、冷却性能の不足とタイヤ性能の限界だった。グレープAマシンは市販車がベースであることが規定されていたため、ランチア社は改良モデル「HFインテグラーレ」を発表するのである。
いわゆる8Vと呼ばれる初代インテグラーレは、HF4WDをベースにしてはいるが、冷却性能を徹底的に改善。新たにフロントバンパー、ヘッドライト上部、ボンネット上にエアスクープを設けた。またワイドタイヤを装着できるように、ブリスターフェンダーを採用。これにより195/55R15タイヤを標準化した。
さらに、ターボのブースト圧と燃料噴射のプログラムを改良して、動力性能も向上させた。 |
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