人気輸入車ガイド
クライスラー PTクルーザー 2000年~
モデル変遷
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2000年7月:2グレードで日本デビュー
 アメリカでは、2000年4月に登場したPTクルーザーだが、日本導入は同年7月から発売が開始された。日本仕様は右ハンドルのみで、正規輸入車に左ハンドルの設定はない。
 グレードバリエーションは2タイプで、ベーシックモデルの「クラシック」と、サンルーフ、クルーズコントロール、本革シートなどを標準装備した「リミテッド」をラインナップ。デビュー当時の新車価格は、クラシックが230万円、そしてリミテッドは50万円高の280万円だった。
 エンジンは1種類のみ。ネオンに搭載された2L直4DOHC16バルブの改良版で、最高出力141ps/5700rpm、最大トルクは19.2kg-m/4150rpmを発生した。トランスミッションは、学習機能付き4ATを搭載。駆動方式は、両グレードともFF(前輪駆動)を採用した。
PTクルーザー リミテッド
PTクルーザー オーバーヘッドコンソール
↑写真はリミテッドだが、クラシックはフロントフォグランプがなく、アルミホイールはスチール製となる ↑リミテッドに装備するオーバーヘッドコンソール。外気温計やコンパス、サンルーフのスイッチを配置
PTクルーザー ステアリング周り
PTクルーザー シート
↑ユニークなデザインのステアリングホイールは両グレード共通。ただしリミテッドは本革巻きとなる ↑ベージュ系で統一された明るい室内。シート生地はリミテッドが本革、クラシックはファブリックとなる
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2002年1月:バンパーをボディ同色化
PTクルーザー リミテッド
↑前後バンパーのボディ同色化により、統一感のとられたエクステリア。よりスタイリッシュになった
PTクルーザー アームレスト
↑好みに合わせて高さの調節ができる助手席アームレスト。使わない時には収納することも可能である
PTクルーザー オートスティックトランスミッション
↑オートスティックトランスミッションは、2段階のレバー操作によりギアをスキップすることが可能だ
 エクステリアでは、それまでブラック色だったフロントおよびリアバンパーを、ボディ同色のカラードバンパーに変更。同時にボディカラーも見直され、一部を廃止し、新たにオニックスグリーンとパールコートの2カラーが追加された。
 インテリアにおいては、運転席に加え、助手席にもアームレストを装備。そのほか、マニュアル感覚のドライビングを可能とするオートスティックトランスミッションが採用されている。
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2002年5月:金色の特別仕様車が登場
 ゴールドのボディカラーが特徴的なPTストリートクルーザー シリーズ1が特別限定車として登場した。専用の16インチクロームホイールなどを採用する。
PTストリートクルーザー シリーズ1
↑ベースとなったのはリミテッド。室内にはライトパールベージュのプレミアムシートを特別装備した
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2002年10月:一部改良で装備を充実
 一部改良で、べーシックグレードであるクラシックの質感向上を中心とした変更が行われ、スチールホイールのデザインやクロスシートの素材が変えられた。さらに従来、リミテッドのみに標準装備されていたフロントサイドエアバッグが、クラシックにも採用された。またクラシック、リミテッドの両グレードともに、マップポケットの形状が新デザインになり、シフトノブをガングリップから球形に変更するなどの小改良が施されている。
PTクルーザー 球形シフトノブ
PTクルーザー サイドエアバッグ
↑ヘッドライトを含むエクステリアのデザインを大幅に変更。従来モデルまでのイメージを一新している ↑フルレザー仕様のスポーツシートは、上級グレードのV6とV6 4モーションにオプションで設定されている
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2003年2月:ツーリングを追加設定
 クラシックとリミテッドに加え、その中間グレードとしてツーリングが登場した。エクステリアにメッキパーツを多用することで気品と風格を演出。一方、インテリアでは、内装色に専用ダークストレートグレーを採用。シルバーのドアトリム、クロームメッキのドアロックノブやシフトベゼルなどの専用装備も多数奢られ、1930年代から1940年代のクルマを彷彿とするクラシックデザインに仕上がっている。
PTクルーザー メッキホイール
PTクルーザー ツーリング
↑専用のアルミホイールは、クロームメッキが施されたアメリカンタイプ。サイズは16インチとなっている ↑外観はレトロ感を一層強調。ドアハンドル、ウイングバッジ、サイドモールなどもメッキ仕上げとなる
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