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クライスラー ジープ グランドチェロキー / 1993~98年
モデル変遷
1993年2月~ | 1996年3月~ | 1996年9月~ | 1997年8月~ |
1998年5月~ |
1993年2月:3グレード、2エンジンで販売開始
←リミテッドはバンパーがボディ同色で本革シートや専用アルミホイールも採用している
 グレードは直6エンジンを搭載したラレード4L、本革シートなどを採用したリミテッド4L、V8エンジンを搭載したリミテッド5.2Lの3つ。リミテッドには本革シートやオートエアコンが装備されたのに対して、ラレードはファブリックシート、マニュアルエアコンが採用された。まだ右ハンドルモデルはなく、すべて左ハンドルで、4速ATが組み合わされる。
 また、1994年には価格改定が行われると同時にラインナップからラレードが外された。価格は約10%のダウンとなった。この時にサイドインパクト・ドアビーム、4輪ディスクブレーキ(リミテッド5.2Lのみ)を採用している。さらに1995年モデルでは価格が改定されリミテッド4Lを15万円、リミテッド5.2Lを10万円ダウンさせた。
↑チェロキーやラングラーにも搭載されている4L直6エンジン。トルク重視の設定だ
↑スペアタイヤは専用カバーが掛けられ室内に。背面キャリアはオプションとなる
↑エレクトリック・ビークル・インフォメーション・センターを装備しているのも特徴である
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1996年3月:4Lエンジン改良、右ハンドル投入
←ラレードが復活。バンパーは無塗装でオフ指向の強いサスペンションを採用した
 1996年モデルは初のマイナーチェンジとなり、これ以降が後期モデルとされる。いちばんの改良点は、それまで左ハンドルのみだったグランドチェロキーに初めて右ハンドルモデルが加えられたこと。ただし、4Lエンジンとの組み合わせのみとなり、5.2L V8エンジンは従来どおり左ハンドルとなる。そして、その4Lエンジンは大幅な改良が加えられた。最大トルクは同じながら、発生回転数はそれまでの4000rpmから3000rpmにダウンさせ、従来よりもフラットなトルク特性を獲得している。
 そのほか、スタンダードグレードのラレードが復活し、同時に359万8000円という価格を実現。装備面では同時にデュアルエアバッグなどの安全装備を充実させた。また、リミテッド5.2Lのエンジンにも扱いやすさを重視した若干の改良が加わった。
↑リミテッドの装備内容は従来どおりだ。エンジンには4Lと5.2Lが用意されていた
↑後期モデルからエアバッグはデュアルタイプを採用。インパネデザインも変更した
↑後期モデルは全グレードで4輪ディスクブレーキを採用、ABSも標準装備している
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1996年9月:スポーティな「アスペン」が登場
 ラレードをベースにした特別仕様車「アスペン」が登場した。その内容は防水カーゴトレイ、ランニングボード、そしてオリジナルデカールなど約13万円分となっている。
↑販売台数は全国限定1000台だった、価格はラレードと同じ359万8000円で販売した
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1997年8月:カジュアルグレード「TSi」を設定
↑ボディサイドモールをブラックに、フロントをボディ同色としたのが特徴である
 1997年にグレード変更が行われた。それまでスタンダードグレードだったラレードが廃止され、その代わりにTSiを追加。このTSiのフロントグリルはラレードのメッキに対してリミテッドと同じボディ同色になるなど、ラレードとリミテッドの中間に位置するモデルとして登場している。
 エンジンは4L直6が組み合わされる。サスペンションはリミテッドと同じコンフォートタイプに変更されている。リミテッドに変更はない。
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1998年5月:最上級モデル「リミテッドLX」が登場
 リミテッド5.2Lをベースに仕立てた特別仕様車。装備内容はフロントメッシュグリル、ボンネットエアバルジ、新デザインの16インチアルミホイールなど。
↑本国では5.9L V8エンジンを搭載していたが、日本仕様は5.2L V8を採用していた
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