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アウディA4 / 1995~2001年
モデル変遷
1995年10月~ | 1996年10月~ | 1998年1月~ | 1998年6月~ |
1999年6月~ | 2000年9月~ |
1995年10月:アウディA4、4グレードでデビュー
 アウディA4シリーズのグレードは搭載エンジンによって分かれており、ベースグレードから上級モデルまで4モデルがラインナップされている。ベースグレードは1.8L直4エンジンを、中堅グレードとなるA4 2.6は2.6L V6エンジンを搭載する。さらにフルタイム4WD方式である“クワトロ”の名を冠したグレードが2モデル。ベースグレードのエンジンにターボを組み合わせた1.8Tクワトロと2.8L V6エンジン搭載の2.8クワトロがそれだ。
 また、1.8Lエンジンには5バルブ方式が採用されており、前身にあたるアウディ80に搭載されていた2Lエンジンに比べ、最高出力、最大トルクとも大幅に向上している。
 なお、1.8Tクワトロ、2.8クワトロの2モデルは、1996年2月からの発売となっていた。
↑1.8Tクワトロ以外はATのみの設定となる ↑2.6、2.8クワトロの2モデルのメーターパネルにのみ、油温計と電圧計が配されている
↑ベース車以外は本革巻きステアリングを採用 ↑ボディサイズは全車同じだが搭載エンジンは異なり、それぞれに個性的な魅力がある
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1996年10月:ワゴンのA4アバントを追加
 アウディA4のボディをベースに、リアドアをはじめ専用の設計を施し開発されたステーションワゴンモデル、“アバント”がラインナップに追加された。グレードは1.8Lのベースモデルと2.6Lのアバント2.6の2モデル。外寸は、ルーフレール装着で全高が25mm増加する以外はA4セダンと同一。小回りが利き、扱いやすいジャストサイズのステーションワゴンとなっている。
 また、アバントはデザインの面でも高い評価を受け、ドイツ本国では権威あるプロダクトデザインドイツ連邦賞で「デザインオスカー」を受賞している。
↑ラゲージルームは開口部が大きく、床面も広い ↑アバントにはグリーン、オレンジ、レッド、シルバー、ブルーの5色が設定されていた
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1998年1月:2.4Lエンジンが新たに登場
 マイナーチェンジにより、これまでA4シリーズにラインナップされていた2.6L V6エンジンが廃止され、代わりに新開発の2.4L V6エンジン搭載車が登場した。このエンジンは1.8Lと同様に、1気筒当たり吸気3バルブ、排気2バルブの計5バルブとなるエンジンヘッドが採用されている。これにより低回転から高回転まで安定したトルクを発生することが可能となり、一段と走りやすくなった。また、全車にサイドエアバッグが標準装備されるなど、安全性能も向上している。
↑新開発の2.4L V6エンジン。5バルブ方式となり出力は2.6Lエンジンに比べて15馬力向上
↑V6モデルのトランスミッションは5速ティプトロニックに変更されスポーティさを増した
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1998年6月:セダンとアバントに2.4クワトロが追加
 これまで1.8Tクワトロと2.8クワトロのみだったA4のクワトロシリーズに、同年1月に登場した2.4Lエンジンを搭載したセダン&アバントが追加された。
 これらは駆動システムにフルタイム4WD、トランスミッションに5速ティプトロニック、さらに内装には本革巻きステアリングを装備するといった、ラインナップ中最もスポーティなモデルとなっていた。
↑ボディカラーは全部で3色。アバントにはオプションとしてサンルーフ付きのモデルも設定されていた ↑内装には3本スポークの本革巻きステアリングやアルミトリムを配したパネルを採用し高級感を演出
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1999年6月:マイナーチェンジで100ヵ所以上を変更
 スポーティ&エレガントをコンセプトに、合計100ヵ所以上を変更する大幅なマイナーチェンジが実施された。その内容は、インテリア、エクステリアのデザイン変更などにとどまらず、サスペンションやブレーキシステムなど、足回りなどにも大きな改良が施されている。また、1.8Tクワトロを除く全車に、マルチメディアステーション(ビルトインタイプのナビゲーションシステム)をオプション設定。価格は37.8万円だった。
↑外観では、グリルやヘッドライトをはじめ、ドアノブ、ドアミラーなども変更されている ↑内装も細かくデザイン変更。電動シートが標準装備されたことで、使い勝手も一段と向上
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2000年9月:1.8Tクワトロが装備を一新して登場
 1996年に導入されて以来、高い人気を呼んだ1.8Tクワトロが、新たな装備で登場した。その内容は、スポーツサスペンションや新デザインのアルミホイールの採用、ボディカラーに新色としてブリリアントイエローを設定するといったもの。さらに、オンボードコンピュータ、ホワイトメーターパネル、専用アルミパネルなども採用され、一段とスポーティなモデルとなった。
 そのほか、セダン、アバントのベースグレードなどには本革巻きスポーツステアリングやアルミホイールなどを新設定。他のモデルでも装備の充実が図られている。
↑新デザインのダブルスポークアルミホイール ↑1.8Tクワトロに新設定された6連ホワイトメーター。スポーティなイメージも向上している
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