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	それまでのミニの販売会社であった「オースチン・ローバージャパン」が、この年に社名を「ローバージャパン」へと変更した。1959年に誕生したミニが「ローバーミニ」と呼ばれるようになったのはこれ以降である。当初のラインナップとしては、廉価モデルの「スプライト」とスタンダードモデルの「メイフェア」の2種類のみ。搭載エンジンは両グレードとも1Lの4気筒エンジンであった。翌年の1990年には、1.3Lエンジンを搭載した「ミニクーパー」が限定モデルとして登場。1Lエンジンの42psに対し、クーパーの1.3Lエンジンは61psを発生した。さらに翌1991年には、多くのファンの期待に応え「ミニクーパー」がカタログモデルとしてラインナップされることになった。 ↑廉価版のスプライト。メイフェアと違いタコメーターやメッキバンパーを非装着なのがこのモデルの特徴 ↑デラックスモデルでという位置づけで販売されたメイフェア。外装も豪華な印象を感じさせる仕様だ ←燃料計＆水温計、スピードメーター、タコメーターの丸形3連メーターが備わるミニのインテリア  このページのトップへ ↑気軽にオープンルーフが味わえるキャンバストップ。3連メーターなど装備も充実 　キャンバストップの小さなサンルーフが装備された限定車が登場した。このキャンバストップはボタン一つで前後どちらにでもスムーズに開閉することができる。  このページのトップへ 　マイナーチェンジが行われ、ミニ誕生以来、長きにわたって使用されてきた燃料噴射装置のキャブレターが、コンピュータで噴射をコントロールするインジェクション式に変更された。これにより、始動性や加速性が一段とスムーズになり、ミニはさらに多くのユーザーを獲得することになった。さらに1Lエンジンが廃止され、排気量は全車1.3Lとなり、クーパーの4速MTモデルは最高出力62psに、クーパーの4速ATモデルやメイフェアなどその他のグレードは53psになった。 ↑インジェクション導入で出力がアップしたミニクーパー。ルーフとボディのツートーンカラーも特徴だ ↑メイフェア、スプライトは排気量のアップにより走行性能は別物になっている。走り重視なら要チェック  このページのトップへ 　ミニクーパーのモンテカルロラリー初優勝から30周年を記念して販売された限定モデルがモンテカルロである。4連フォグランプやアロイホイールなどが標準装備されている。 ↑往年のウイニングマシンをモチーフとしたモンテカルロ。専用デカールも装着している  このページのトップへ 　全車にマイナーチェンジが施され、安全装備が大幅に充実した。その内容は、運転席SRSエアバッグの標準装備化やシートベルトプリテンショナーの採用など。さらに両側のドア内部には、側面からの追突に備えたサイドインパクトドアビームも内蔵された。ワイパーには間欠モードが付き、ヘッドライトのコントロールスイッチが、センターコンソールパネルからステアリングコラムへ移動するなど、使い勝手も向上した。 　また、同年2月にはミニの高級グレード「ケンジントン」が発売された。内装にはウォールナットのインパネや本革シートなどの高級装備を配している。 ↑全車に標準装備された運転席SRSエアバッグ ↑ラグジュアリィモデルのケンジントン。外装にはクロームメッキバンパーも装着している ←ワイパーにも改良がなされ、間欠モードが新たに備わった。これにより使い勝手もさらに向上した  このページのトップへ ↑大型フィニッシャーや13インチのアルミも採用され、一目で違いがわかる仕様だ 　ミニクーパーをベースに、スポーティな装備を加えた限定モデルが登場した。外装にはボディ同色オーバーフェンダーや4連フォグランプなどを装備している。  このページのトップへ 　イギリスの有名デザイナー、ポール・スミスによりデザインされた限定車が登場した。エンジンカバー、トランクルーム、インパネなどに専用色が施されている。 ↑ホワイト、ブラックのほか、ポール・スミスブルーの3色が用意されていた特別仕様車だ  このページのトップへ ↑強化ダンパーなどスポーティな装備を採用。その他はスポーツパックに準じている 　1960年代のブリティッシュ・サルーンカー・チャンピオンシップ（BSCC）で優勝したワークスチームのミニの勇姿を再現したスポーティな限定モデル。  このページのトップへ 　ミニ誕生から40周年を記念した限定車が登場した。カラーレザーシートや専用エンブレムを装備し、外装には記念のボンネットバッジやサイドデカールも付いている。 ↑専用のアロイ・フェイシアパネルやカラーコーディネイトされたアイテムを装備  このページのトップへ