オフロードの走破性を追求したジープのゴージャスモデル。パワーシートやシートヒーターなど室内装備も充実している

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クライスラージープグランドチェロキー
モデル変遷

生産期間：1999年～2005年



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| 1999年5月| 2000年1月 | 2001年1月 | 2002年1月 | 2003年6月 |

1999年5月

2種類のエンジンに4ATの組み合わせ

　1992年の登場以来、ジープブランドのフラッグシップを担ってきたグランドチェロキー。デビューから7年となるこの年、フルモデルチェンジが行われて2代目となった。
　グレードラインナップは4L直6エンジンを搭載したリミテッドと、4.7L V8エンジン搭載のリミテッドV8の2種類。トランスミッションは全車4ATが組み合わされていた。両グレード間で内外装の装備に大きな違いはない。全車に本革シートやパワーシート、シートヒーターやキーレスエントリーなどを標準でしていた。さらにリミテッドV8には電動サンルーフが標準で装備されるほか、4輪のうち1輪が接地していればどんな条件でも走り続けられる「クォドラドライブ」が搭載されている。

↑ルーフレールやアルミホイールは全車標準装備。リミテッドV8には電動サンルーフを装着

↑リミテッド、リミテッドV8ともに本革巻きステアリングを標準装備。チルト機構も搭載する

↑リアシートは6：4の分割可倒式。ヘッドレストも折り畳み式となっており使い勝手に優れる

↑バックドアにはフリップアップ式のリアウインドウが備わり、荷物の出し入れが容易だ

2000年1月

ニューモデル「ラレード」が登場

　ファブリックシートを装備した、新グレードのラレードが追加された。パワーシートやシートヒーター、自動防眩ルームミラーなどを省略した廉価モデルで、リミテッドと同様の4L直6エンジンを搭載。新車価格は、ラインナップ中唯一400万円を切る375万円に設定された。
　同時に、従来のリミテッドとリミテッドV8にはCDプレイヤーが標準装備となったほか、3色の新ボディカラーも追加。新車価格は据え置きとされた。

↑ラレードではカップホルダーや照明付きバニティミラー、本革ステアリングなども省略した

↑新色はボディカラーはシルバーストーン、シェールグリーンとパトリオットブルーの3色

2001年1月

V8エンジン搭載車にジープ初の5ATを設定

　内外装を一新した2001年モデルのリミテッドV8が登場した。エクステリアでは、フロントグリルがボディ同色となったほか、ホワイトのボディカラーを廃止。同時に7色の新色を用意した。インテリアはグレー基調の内装色となり、スイッチ類もすべて同色化。さらにジープ初の5ATが採用された。また、3月にはラレードのエンジンを4.7L V8に変更。リミテッドV8同様、トランスミッションは5ATが搭載された。

↑ステアリングのデザインも変更。中央のJEEPバッジをクロームメッキにして質感が向上した

↑ジープ初の5ATは、V8エンジン搭載車のみに設定。強大なトルクを有効に扱えるようになった

2002年1月

内外装の仕様変更で安全性能が向上

　2002年モデルのグランドチェロキーには、サイドカーテンエアバッグやリアセンター3点式シートベルトを全車に設定。安全性能が大幅にアップした。

↑リミテッドとリミテッドV8には、雨量感知機能付きのフロントワイパーが標準で装備された

↑サイドカーテンエアバッグは乗員の頭部を保護。シートベルトの着用を感知して膨張を制御

2003年6月

全車の外観を一新した2004年モデル

　一部改良で全グレードにボディ同色のフロントグリルやバンパーを採用。さらにラレードには、フロントバンパー組み込み式のフォグランプが標準で装備された。

↑フォグランプの形状は楕円から丸型に変更。バンパーのデザインも変更し、精悍な印象に

↑V8エンジンは排気管が変わり、最高出力は5psアップ、最大トルクは0.3kg-mダウンしている


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